おにぎりが進化。酒に合う、おにぎり専門店の「夜メニュー」
東京・豊島区の雑司ヶ谷駅から徒歩2分、鬼子母神表参道沿いに位置する「夜山太郎」。昼営業のおにぎり専門店が「おにぎりの具材を心ゆくまで、お酒のつまみに」をコンセプトに2023年5月から夜営業を開始した。
ただ営業時間を伸ばしたのではなく、おにぎりは具材多め・ご飯少なめの「手巻握り」とし、アルコールのバリエーションを充実させ、おにぎりの具材を小鉢で楽しめるなど、夜営業に合わせた商品を生み出している点が特徴だ。昼は主にファミリーや20~30代女性が中心だが、夜は「酒+おにぎり具材」の組み合わせを楽しむ近隣住民やビジネス層などでにぎわう。
東京都豊島区雑司が谷2-10-7
https://r.gnavi.co.jp/s834vsf80000/map/
「おにぎり・とん汁 山太郎」の夜業態として2023年5月オープン。客層は近隣住民やビジネス層、ファミリーまでさまざまで、最近ではSNS経由で20代の若者やインバウンドの来店も多い。百貨店などの催事にも参加している。
目次
・種類豊富な手巻握りと具材、温かい接客サービスで客の心をつかむ
・【POINT1】「手巻握り」でおにぎり専門店の夜業態を実現!
・【POINT2】だし巻き卵や冷奴など、酒に合うサイドメニューも好評
・【POINT3】客の声を店舗運営に生かして進化を遂げる
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種類豊富な具材と手巻握り、温かい接客サービスで客の心をつかむ
オーナーの樋山 潤 氏は、長年の夢だった飲食店経営のために脱サラして独立。妻の樋山 千恵 氏が東京・大塚の名店「ぼんご」で修業するなどの準備期間を経て、2022年10月に「おにぎり・とん汁 山太郎」をオープン。一躍行列のできる人気店となり、2023年5月には同店の夜業態として「夜山太郎」をスタートした。握り手である女将は昼と夜で代わり、昼は千恵氏、夜は関根 和美 氏が務める。
7坪の店内にはL字型のカウンター6席と、テーブル席1席の全7席。オーナーの樋山夫妻が自ら手掛けた内装は木目調の洒落たレイアウトで、妻の千恵氏の達筆な手書きメニューが掲げられている。店舗の斜め向かいにはテイクアウト専門店も開業しており、昼・夜・テイクアウトをそれぞれ展開している。
豊島区・池袋に生まれ、子どもの頃から雑司ヶ谷をよく知るという樋山氏。「雑司ヶ谷は昔ながらの町並みや文化が息づきながらも、再開発が進む注目の街。感度の高い方々に共感してもらえるようなお店づくりを心がけました」(樋山氏)。
「ぼんご」のスタイルを踏襲し、目の前で握りたての手巻握りやおにぎりを提供。さらに寿司店のようなガラスのショーケースにさまざまなおにぎりの具材を並べ、ワンポイントにオリジナルキャラクターの「山太郎くん」を配置するなど、個人店ならではの空間作りでユニークな差別化を図っている。
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【POINT1】「手巻握り」でおにぎり専門店の夜業態を実現!
夜業態の「夜山太郎」は、おにぎりの具材ならではの濃い味付けに着目し、「具材を肴にお酒を飲めたらいいのでは」というアイデアから誕生した。千恵氏が修業したおにぎり専門店「ぼんご」と同様に、客の目の前で握るライブ感を味わえるほか、握り手をはじめスタッフは全員女性で、アットホームで和やかな接客が常連客を惹きつけている。
メインメニューは、ご飯の量が控えめの「手巻握り」。全24種の豊富な具材から選ぶことができ、定番の生たらこやさけ、うめ、おかかなどのほか、若者に人気のヤンニョムチキン、アヒポキ、韓国風漬け卵の“麻薬卵”など、オリジナル具材も好評だ。「ご飯少なめ」「ご飯多め」のほか、ご飯なしの「具材のみ」を選べば、つまみとして楽しむこともできる。米は冷めてもおいしいようにと、新潟県の岩船産コシヒカリと、栃木県産コシヒカリをオリジナルのブレンドで使用している。
もちろん昼の看板「おにぎり」(550~750円)も注文でき、シメに食べる客も多い。さらにおにぎりはテイクアウトも可能で、お土産としても人気だ。
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【POINT2】だし巻き卵や冷奴など、酒に合うサイドメニューも好評
「サイドメニューは、お酒に合うものを厳選してラインナップしました」と樋山氏。豊島区池袋の老舗豆腐店から取り寄せた大豆の風味豊かな「冷奴」(400円)、2種類のだしを使った「とん汁」(400円)や、とん汁のだしをたっぷり使った「だし巻き卵」(580円)などを提供している。「野菜たっぷりのとん汁は、3杯おかわりする人がいるほどの人気メニューです」(樋山氏)。
日本酒は常時10種類以上を用意しており、3種類の飲み比べができる「飲み比べセット」(1,400円)は特に人気が高い。夜女将の関根氏がレモン果皮を漬け込んだ、夜山太郎オリジナルの「自家製レモンサワー」(写真右奥/600円)も好評だ。
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【POINT3】客の声を店舗運営に生かして進化を遂げる
オープン前から「お客様は何を求めているのか?」と客のニーズを考え、オープン後も客の意見を積極的に取り入れながら運営を続けてきた同店。「夜営業も、もともと昼営業での『具材をおつまみで食べたい』というお客様の声から実現に至りました。また、いろいろな具材を少しずつ食べたいというリクエストに応えて、夜営業の手巻握りは2種盛りや3種盛りを追加料金なしで注文できるようにしました」と樋山氏。
2種盛り・3種盛りが可能なため、自分の好みの組み合わせができる楽しみがある。具材に迷う人には、「明太子と高菜」「鮭と生たらこ」などスタッフおすすめの組み合わせを提案している。
現在は各地の百貨店の催事に定期的に参加しており、山太郎ブランドが全国に広まりつつある。今後も雑司ヶ谷に根付いた店づくりをするとともに、いずれは雑司ヶ谷エリア以外での店舗展開も視野に入れている。
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