千葉・松戸駅前の居酒屋が空中階でも繁盛した理由とは?越後名物×お得飲み放題×ネット戦略で集客成功!

千葉・松戸駅前のビル2階にある、“越後”の料理や日本酒を売りにした個室居酒屋「個室×海と山の幸えちご-Echigo-松戸駅前西口」。リーズナブルな単品飲み放題などで他店との差別化に成功。幅広い客層を意識して、新潟名物以外のメニューも豊富に取りそろえて人気を集めている。

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効果的なネット戦略で、空中階でも予約数&売上アップ!

千葉・松戸駅前ビル2階に2014年オープンした「個室×海と山の幸えちご-Echigo-松戸駅前西口」。

「へぎそば」など新潟の名物が売りで、お得な単品飲み放題でも人気を集めている。個室は12個あり、パーティションを外せば30人程度の宴会にも対応できる。駅から徒歩1分という立地の良さや喫煙可能であることも呼び水となり、ビジネス層などを集客。女子会での利用も少なくないため、男女比は半々ほど。平均客単価は約4,000円で、最高月商は620万円(2024年12月)と好調を維持している。

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全席個室で最大36人の宴会も可能。デート、女子会、プライベート、ビジネス宴会、接待など幅広く利用されている
【店舗Data】
個室×海と山の幸えちご-Echigo-松戸駅前西口
業態:居酒屋
席数:50席
客単価平均:4,000円
客層:40~60代のビジネス層、男女比は半々
住  所:千葉県松戸市本町20-1 新角ビル2F
アクセス:JR常磐線 松戸駅 徒歩1分
営業時間:16:00~24:00
定休日 :無休
https://r.gnavi.co.jp/phr9h7fb0000/

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繁盛へと導いた、3つのポイント

【POINT1:メニュー越後名物ほか多彩なメニューで客層拡大
【POINT2:ドリンク】お得な単品飲み放題がヒット!
【POINT3:販促】ぐるなび「WEB集客最適化プラン」で集客力アップ

【POINT1:メニュー】越後名物ほか多彩なメニューで客層拡大

海藻の一種・布海苔を練り込んだ越後名物「へぎそば」(中盛り1,848円)。ツルツルとした食感が特徴で、高い注文率を誇る
  • 「越後もち豚のステーキ」(968円)。餅のような弾力が特徴の「越後もち豚」を新潟から直送
  • 「越後もち豚の角煮」(858円)。じっくりと煮ることで、もち豚のやわらかさと甘みを引き出した人気のメニュー

料理の売りは、コンセプトでもある“越後”の名物。看板である「へぎそば」(中盛り1,848円)は、生そばを毎日新潟から直送して作るほか、同じく新潟直送の「越後もち豚」をステーキや角煮、しゃぶしゃぶなどで提供している。

来店客の8割以上がコースを利用しており、特に人気なのが、越後名物をリーズナブルに楽しめる「お手軽えちごコース」(7品/2.5時間飲み放題付3,500円)。他にも、4,000~5,500円で4つのプランを用意し、21時以降限定の「2次会おすすめコース」(2,000円)で遅い時間の集客にもつなげている。

  • ゆず味噌をあしらった「栃尾揚げ(味噌)」とネギたっぷりの「栃尾揚げ(ネギ)」(各638円)。越後名物の1つ
  • 「もち豚の冷しゃぶ」(コースのみ)。冬季の人気メニュー「もち豚のしゃぶしゃぶ」を、夏季は冷しゃぶで提供している

「当店の売りは越後名物ですが、郷土料理にこだわりすぎると、かえって客層を狭めてしまうと考え、それ以外のメニューとのバランスも重視しています」と語るのは、店長の小田原 一久 氏。ドライアイスの演出が特徴的な「鮮魚の玉手箱」(2人分、1,133円)など、若い層を意識したメニューや、さまざまなニーズに応えられるような定番の居酒屋メニューを増やした。その結果、「40~60代が中心ですが、若い年齢層も以前より増えました」(小田原氏)と、客層の拡大に手ごたえを感じている。

「鮮魚の玉手箱」(1,133円)。その日に豊洲市場から仕入れた鮮魚4種を重箱に入れ、ドライアイスで演出。写真上から時計回りにメバチマグロ、マダイ、カンパチ、メカジキのたたき
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【POINT2:ドリンク】お得な単品飲み放題がヒット!

単品飲み放題が人気に。生ビールやウイスキー、サワー、日本酒など含まれ980円(現在は1,480円)というお得感が集客のフックに

ドリンクで人気を集めてきたのが、「単品飲み放題」(2時間)。以前は980円(現在は1,480円)で提供し、生ビールやウイスキー、サワー、日本酒、カクテル、ソフトドリンクといった多彩なバリエーションと低価格が話題となり、他店との差別化に成功した。

しかし、この数年で、周辺の競合店が同じ価格帯の単品飲み放題を打ち出し、低価格競争が起こるように。「この流れに乗ってしまうと、メリットはない」と考えた小田原氏は、新たな飲み放題プランで差別化を探ることにした。

それまで2銘柄しかなかった新潟の地酒を12銘柄にまで増やし、それらがすべて飲み放題になる「新潟地酒の飲み放題」(3時間、2,480円)を2025年7月からスタート。付加価値を感じられる飲み放題プランで、日本酒好きの集客やリピーター獲得につなげる考えだ。

日本酒は全国から約20種をラインアップ。そのうち12種を新潟地酒が占める。左から「菊水」「清泉」「北雪」「千代の光」「麒麟山」。すべてグラス(90ml550円、1合880円)で提供

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【POINT3:販促】ぐるなび「WEB集客最適化プラン」で集客力アップ

ぐるなびの「WEB集客最適化プラン」を活用し、ぐるなびに蓄積された様々なデータや、各媒体のデータを集約・分析し、WEB集客のPDCAを実施

店がビルの2階でフリー客を獲得しにくい場所だったため、開業時からネット戦略を重視。ぐるなびなど3つのグルメサイトを活用してネット予約を獲得してきた。

ただ、2024年に入ってから集客が伸び悩んだため、2024年の忘年会シーズンに合わせてぐるなびの「WEB集客最適化プラン」の活用を開始。このプランは、ぐるなびの担当者が毎月店舗と相談しながらネット集客全般に関して「分析→施策実行→検証」とPDCAを回して年間でサポートするサービス。各グルメサイトとGoogleビジネスプロフィールの情報を統一するとともに、季節ごとに掲載する内容を変更。また、コースごとに掲載する写真を変更して内容の違いがわかるようにすることで、「お手軽えちごコース」に偏りがちだった予約が、高価格帯へも分散し、客単価がアップ。さらに、グルメサイト内で「個室」「喫煙可」「飲み放題」といったキーワードの表記を増やすことで、閲覧数アップにつなげ、ネット予約・売上アップを実現している。

3年ほど前からLINEの配信を開始。現在、友だち数は約200人で、主に当日店を探している人向けに、その日のおすすめやクーポン情報などを月2回発信

一方で、小田原氏が最も意識しているのは「お客様に楽しかったと思って帰ってもらう」こと。退店時の来店客の表情や料理の残り具合をチェックし、改善点を探して日々ブラッシュアップを重ねている。

今後も、この姿勢を貫いて店づくりやスタッフ教育に力を入れ、これまで以上に地域に愛される居酒屋を目指す。

店長 小田原 一久 氏
鹿児島県出身。高卒後、就職のために上京。20歳のとき芸人を志し、飲食店をはじめ様々なアルバイトを始める。13年前、30歳で飲食企業に入職。都内の居酒屋で経験を積み、渋谷店で店長を務め、2016年から現職。

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