昼は二部制で売上確保。選べるボリュームランチ&夜のコースを昼にも提供!
小野の離れ 博多本店【福岡・中洲川端】
モーニングもボリューミー。「蒸し寿司」が食べ放題!
2020年7月、三井ガーデンホテル福岡中洲の1階にホテルの開業とともにオープンした「小野の離れ博多本店」。福岡市を中心に「ONOグループ」として展開する有限会社ディー・ディー・カンパニーの新店で、ランチは時間を二部制にして、ボリューム感のあるセットや夜のコースも提供し、順調に集客している。
多数の皿が登場! おかずやデザートなど選択自由自在
ランチセットは23種から好みのおかずを選ぶスタイル。おかずのほかにも、福岡産大豆ふくゆたかの出来立て豆腐、小鉢(昆布明太子、高菜、玉子焼)、味噌汁、生卵、お漬物、釜揚げしらすの蒸し寿司などが付き、おかず3種1880円、4種2080円、5種2280円、6種2480円と品数により値段が変わる。「姉妹店の『小野の離れ舞鶴店』でも選べるランチが人気で、12種のおかずから2~6品を選べます。博多本店ではよりさまざまなニーズに応えられるよう。種類を大幅に増やしました」と話すのは店長の野口大地氏。23種にはデザートも含まれ、3種の場合は2品はおかず、1品はデザートを選び、お代わり自由のコーヒーと楽しむ女性も多いという。23種のうち、デザートを含む17種は追加料金を設定し、「1880円のセットでも追加料金のメニューを頼むお客様が多く、ランチの客単価は2500円ほど」(野口氏)と客単価アップにつながっている。また、プラス1000円の「伊勢海老のロースト」など4種のみ、前日までの予約で受け付ける。「4種だけあえて予約制にして特別感を感じてもらいつつ、高くても付加価値のあるメニューを次回食べたいと思ってもらい、再来店につなげる狙いがあります」と野口氏。さらに戦略として、店舗の外にはメニュー看板を出していない。「口コミで広めるにはサプライズが必要。ランチセットについて詳しく知らずに来店された方に品数の多さとボリュームで驚いていただくため」(野口氏)で、実際に口コミで認知度を高めている。また、緊急事態宣言中のランチの取り組みとして、夜は5280円のコースを「昼の舞」(3080円)と銘打ち提供。「ディナーの味を知ってもらい、宣言明けの来店を促すことが狙い」(野口氏)で予想以上の反響があり、注文の3割に達している。
フレンチ出身シェフとパティシエが織りなすディナーコースをランチでも!
ランチの売上が好調なのはこれらのメニューの満足度の高さに加え、二部制を取り入れたことも大きい。11時~、13時30分~の各2時間制にすることで座席を2回転。主にネット予約を通じて9割が予約で埋まるなど、夜の売上減をカバーしている。
目覚めは特製スムージーから。地元食材豊富な朝食セット
福岡県福岡市博多区中洲5-5-1 三井ガーデンホテル中洲1F
https://r.gnavi.co.jp/710s1cyk0000/