2018/05/29 特集

定番? 新感覚?レモンサワーだけが主役じゃない! サワー、百花繚乱。(4ページ目)

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店の売りであるアメリカワインをサワーに仕立ててアピール!

【東京・恵比寿】kitchen & bar OLD SCOT

OSサワー/626円
ほどよい甘さがあって飲みやすい、カリフォルニア産のスパークリングワインがベース
以前の「OSサワー」は、柚子の皮を加えたアガベシロップで甘みを出し、特に女性に好評を得ていた

東京・錦糸町で1985年から続いたオーセンティックバー「OLD SCOT」が、ビルの建て替えに伴い、近隣に移転。業態をカジュアルなレストランバーに替え、2018年2月末にオープンした。リニューアルにあたり、売りのひとつに据えたのがアメリカワイン。「味がわかりやすくてしっかりとしているので、料理に合いますし、スタッフがお客様へ説明しやすいというメリットがあります。また、設立などのバックグラウンドがおもしろいワイナリーが多く、お客様との会話のきっかけにもなります」と、店長の和田純氏はその狙いを語る。

移転を機に、店名を略して冠したオリジナルサワー「OSサワー」や、月替わりの「OSハイボール」などを開発。サワーは当初、焼酎をベースに特製アガベシロップを加えた柚子風味のものだったが、売りのアメリカワインを押し出すために、4月よりベースをスパークリングワインに変更。炭酸を足して飲みやすい度数に調整し、近年のレモンサワー人気を意識して、レモン風味のすっきりとした味わいに仕上げた。

今後は「移転前からのメインターゲットである30~50代の男性ビジネス層に加え、女性も増やしていきたい」と和田氏。新生「OSサワー」で店の売りをより明確に打ち出し、新規客の獲得に意欲を燃やす。

ワインはすべてアメリカ産で、豊富なボトルのほか、グラスでは9種を提供。今後は13~14種に増やす予定だ
店長 和田 純氏
大学時代より和食レストランでアルバイト。ステーキハウス、肉バルでの勤務を経て2018年2月より現職。ソムリエの資格を持ち、ワインのセレクトも担当する。
kitchen & bar OLD SCOT
東京都墨田区江東橋4-20-5 JEビル2F
※閉店
移転を機に料理に力を入れ、和のテイストを取り入れた洋風メニューが充実。山形県・尾花沢牛の、A5ランクの霜降り肉を目玉のひとつとし、食事利用での認知度アップを図る。

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